バイクの車検
自動車と同じようにオートバイにも車検の義務はあります。
街中いたるところで二輪車の姿は見かけますが、その中でも自転車ではない二輪車 はオートバイと呼ばれて免許を取得していなければ日本では公道を走ることが 許されていない乗り物です。 二輪車だけれど自転車よりも自動車に近いバイクは、排気量が多いものだと車の ように定期的に車検を受けなければなりません、 50ccの原付バイクなら車検を受けなくても免許さえあれば所有して乗る事が できますが、400cc以上の排気量のバイクだと車検の対象となります。 250cc以下ならどんな色をしていても車検は受けなくてもいいので、近場を 移動するのに便利な小型のバイクを購入する人も多いのでしょう。 自動車だと駐車場も用意しなければなりませんし、東京の都心部や名古屋市だと 渋滞もあるのでバイクの方が使いやすいという利点もあります。 でも同じバイクでも排気量が400ccになると車検を受けなければならず、 ちょっとした出費になるので維持も大変です。 そこで少しでも車検費用を浮かせようと、ユーザー車検を受ける人も増えています。 バイクを購入したショップに持ち込んで代行してもらうのがこれまで一般的でした がその場合は実費以外に、代行手数料や整備代がかかるのでけっこうな金額を 請求されてお支払いすることになります。 ショップも商売ですし従業員がいろいろと手配して車検を成功させるべく働くので、 手数料が発生するのも仕方の無いことです。 それにお客様に任されて検査をクリアしたのにすぐに故障したとあっては面目が 潰れてしまうので、消耗品の交換や修理も念入りに行うことになります。 とりあえず車検さえ通過できればいいという基準ではなく、もっと厳しいレベルで 判断するのですが、あまりお手入れをしないオーナーのことを考えると目先の車検 の次の車検まで、それまで故障をしないように整備することを目標にしています。 なので部品交換も多くなりますし費用もかさむのです。 説明されれば当然の費用なので決して割高ではない車検代行ですが、それでもこの お金を用意するのが大変だ、なんとか少なく抑えることができないかと苦悩する バイク乗りも多く、そんな人がユーザー車検に行き着くのです。 たいていのショップでは代行手数料が1~2万円なので、手続きを全て自分で行えば それだけで1万円以上浮くことになりますし、整備をどこまで望むかを調整すれば 今回支払う金額を少なくすることも可能になります。 ただしあまりケチな整備をしてもすぐに故障したり部品交換するはめになるので、 「ユーザー車検だから整備はしなくてもいいや、当日動けばいいでしょ」とほぼ ノータッチで検査場へ持ち込んで無事に乗り切ったとしても、一ヵ月後にはそこが 故障して結局は修理代金を支払うことになるかもしれず、あまりに削りすぎるのは やめておいたほうがいいでしょう。 もしもその故障が高速で運転している時に起こったら大変ですし、発生する タイミングが悪ければ右脚を骨折するほどの事故を起こすかもしれません。 もっと運が悪ければ左脚も骨折、さらに右手首の骨までポキリと折れてしまうかも しれないので、事故を未然に防ぐためにも最低限の整備はしておきましょう。 自宅にガレージがあってある程度いじることが出来る人なら車検前に特別な整備 をしなくてもそのまま検査に出せるかもしれませんが、そうでない人が何もせずに 検査に出すのはやっぱり不安が残ります。 なのでどうしても費用を抑えたいというのなら、車検に向けての整備はショップ にお願いして必要なだけは整備してもらい、持ち込みは自分で行うのもひとつの 方法になるのではないでしょうか。 これなら代行手数料は発生しないのでお得と言ってもいいでしょう。 手続きの手順などは次のページから解説をしていきます。