愛車のバイクはユーザー車検で維持費を節約

車検の始まり

書類が整ったらいよいよバイクを検査してもらうことになります。

車検に必要な書類が揃ったら次のステップに進みますが、検査の予約を入れて おくことを忘れてはいけません。 当日いきなり検査場へ行っても車検は受けられませんので電話でいつ受けるかを 決めて予約を入れますが、書類の準備と平行して実施日を決めましょう。 書類への記入が完了したら脇に抱えて受付まで行き窓口へ提出します。 適当に束ねたまま提出ではなく、決められた順番に重ねて手続きがスムーズに行える ようにして受付嬢へ手渡しましょう。 書類に不備がなければ数分で返却され検査場へ進むように促されます。 バイクと一緒に検査場の指定されたレーンへ行き、並んで順番を待ちましょう。 予約システムのおかげでそれほど待たされることもないでしょうが、どんなに 急いでいても順番待ちの列に割り込んではいけません。 一番後ろに並んでおとなしく自分の番がくるのを待ちましょう。 その後に友達と遊ぶ約束をしている、恋人とデートをする予定になっている、 バイトの時間に間に合うか心配だ、など時間が気になる人もいるでしょうから補足 説明しますと、トラブル発生さえしなければ書類を提出してから1時間もあれば 全てを終わらせることもできます。 自分の順番がやってきたら、検査官に書類を手渡して指示に従います。 まずは車台番号の確認など外見から検査され、改造してあるかを質問されたり されますが素直に答えることが大事です。 検査官もプロですのでウソをついてもすぐに見破られます。 外観検査ではブレーキペダルが曲がってないか、レバー類は変形していないかなど をチェックされますが、見た目がきれいな方が検査もしやすいのでしっかり清掃 しておくことをお勧めします。 外観検査の次は検査架台に乗せてエンジンをかけていろいろな検査をします。 ブレーキは有効になっているか、スピードメーターの誤差は許容範囲内か、ライト はしっかり照らせているかなどを調べます。 この一連の検査では不合格の項目があっても一通り最後まで続けられ、検査票に 全ての結果が記録されて終了になります。 どれかひとつでも不合格の項目があれば車検は通りませんが、再チャレンジをする ことは出来るので「あら、この項目は不合格だよ。すぐに退場して顔とバイクを 洗って出直しな」とはならないのです。 時間内であれば検査で「×」になった箇所だけ調整して挑めばいいので、どんな 結果になろうと一通りの検査を受けさせてもらえます。 ただし回数には制限があり3回の再検査でも合格しなかったらその日はおしまいで、 翌日以降にまた予約をしてやり直しとなります。 そうなるととても面倒なので、多少割高に感じられるけど近くの整備工場へバイク を持ち込んでみてもらい、検査に合格するように調整したり修理してもらうのが 得策、それが車検の常識のようなものです。 だから財布には少し多めの現金を入れておくのです。 いつも利用している自宅のそばの修理工場よりも高い工賃を要求されますが、 足元を見た金額なのでそうなっているのです。 全ての項目をクリアしたら総合判定の部署に書類を提出し、合格の印をもらって 車体の検査はもうおしまいです。 自動車検査証と検査商標の申請を交付窓口で行いましょう。 こちらが渡す書類は継続検査申請書、自動車検査票、自動車重量税納付書と、 今までお世話になった自動車検査証で、渡されるものは新しい自動車検査証と ナンバープレートに貼る検査商標になります。 それを受け取ったら車検は全て完了です。